最終更新日 2025/10/08

分布型音響センシング(DAS)による盛土の健全性評価 10015228

H1223 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社

高速道路には通信用の光ファイバが設置されています。
分布型音響センシング(DAS:Distributed Acoustic Sensing)は、空いている光ファイバ(ダークファイバ)をセンサとして使用し、高速道路の通行車両の振動によって生じる光ファイバのひずみ(微小な位相変化)を計測することで、盛土地盤の剛性(硬さ、軟らかさ)を表すS波速度構造を推定します。

技術の概要・特徴 高速道路には通信用の光ファイバが設置されています。
分布型音響センシング(DAS:Distributed Acoustic Sensing)は、空いている光ファイバ(ダークファイバ)をセンサとして使用し、高速道路の通行車両の振動によって生じる光ファイバのひずみ(微小な位相変化)を計測することで、盛土地盤の剛性(硬さ、軟らかさ)を表すS波速度構造を推定します。
技術の仕様 地盤のS波速度構造の把握には従来、リニア微動アレイ探査や表面波探査が用いられてきました。
これらは、道路上に複数の地震計(センサ)を設置して、移動しながら計測を行うため交通規制が必要で、長距離の計測には時間を要していました。
DASは、高速道路の事務所や電気室にあるダークファイバの端末に、インテロゲータと呼ばれる計測器を接続することで、数
十kmにわたる効率的な振動計測が可能です。これまでのDASによる計測では、従来技術(リニア微動アレイ探査)とおおむ
ね同様のS波速度構造を描くことができています。
今後も様々な条件における計測検証を行い、盛土の健全性評価へのDASの適用に挑戦します。
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