最終更新日
2025/09/29
床版上面増厚工法「スティフクリート® 」 10015006
H1009 大林道路
既設道路橋の床版補強工法として、高強度繊維補強セメント系複合材料(VFC)『スティフクリート』を用いた床版上面薄層増厚工法を開発しました。
スティフクリートは、床版の上面増厚において勾配あっても薄層で打設が可能な超速硬型の材料です。
超速硬型の材料と機械化施工の組み合わせにより、早期の交通開放が可能になりました。さらに開発した機械は、一車線規制内での施工が可能であるため、高速道路利用者への影響を最小限にできます。
技術の概要・特徴 |
既設道路橋の床版補強工法として、高強度繊維補強セメント系複合材料(VFC)『スティフクリート』を用いた床版上面薄層増厚工法を開発しました。 スティフクリートは、床版の上面増厚において勾配あっても薄層で打設が可能な超速硬型の材料です。 超速硬型の材料と機械化施工の組み合わせにより、早期の交通開放が可能になりました。さらに開発した機械は、一車線規制内での施工が可能であるため、高速道路利用者への影響を最小限にできます。 |
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技術の仕様 |
■交通規制期間の短縮と床版耐久性の向上 ・超速硬(3時間で圧縮強度24N/mm2以上)でありながら、可使時間が約40分あるため機械による連続敷きならしが可能です。 ・ひび割れに対する抵抗性が大きく、ひび割れが発生してもひび割れ幅が大きくなりにくい特性があります。そのため、SFRCと比較して、耐力低下や土砂化などの劣化が生じにくい材料です。 ・圧縮強度が大きく、透水係数が小さい、緻密な材料であるため、劣化因子の浸透を抑制します。 ・流動性が高く、骨材径が小さいため、30mm程度の薄層で施工できます。 ■専用の機械開発による施工の効率化 ・専用フィニッシャの開発により、機械による連続敷きならしを実現しました。 ・専用フィニッシャは、幅員2~4.5m、厚さ30mm程度の場合、約0.5m/分の速度で施工できます。 ・道路勾配に合わせた機械による敷きならしが可能です。 |
特許情報 | 特許登録 1件 出願中 1件 |
登録状況 |
特許第7089130号 特開2023-177160 |
現場適用条件 | コンクリート床版の橋梁 |
採用実績 | 中日本高速道路管内北陸自動車(特定更新等)杉崎第1床版増厚工事 |
単独開発/共同開発 | 共同開発 |
■新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) |
大林道路
新技術一覧
本社技術部 |
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TEL | 03-3295-8855 |