最終更新日 2025/09/29

側壁一体型PCL版の架設工法 10014987

H1105 西松建設

本工法は、道路トンネルの覆工再生工事において、上半から側壁部までを一体化したプレキャスト版を採用することにより、場所打ちコンクリートを無くし、覆工再生工事を高速に実施することを可能にした工法です。下半に場所打ちの側壁コンクリートを打設する通常のPCL工法Ⓡよりも、延長52.5mあたりで7日間の工期短縮が可能です。

側壁一体型PCL版の設置完了全景 側壁一体型PCL版の設置完了全景
運搬・架設装置への側壁一体型PCL版の積載状況 運搬・架設装置への側壁一体型PCL版の積載状況
SL部中間支持ボルト SL部中間支持ボルト
技術の概要・特徴 本工法は、道路トンネルの覆工再生工事において、上半から側壁部までを一体化したプレキャスト版を採用することにより、場所打ちコンクリートを無くし、覆工再生工事を高速に実施することを可能にした工法です。下半に場所打ちの側壁コンクリートを打設する通常のPCL工法Ⓡよりも、延長52.5mあたりで7日間の工期短縮が可能です。
技術の仕様 ◆PCL版の「運搬・架設装置」の仕様
・重量:約5.4t
・使用フォークリフト:15t級
・機能:ヨーイング機能(軸方向旋回調整、油圧制御)、ピッチング機能(周方向旋回調整、油圧制御)
◆中間支持ボルト
SL部には、PCL版と裏込め注入空間を設計通りに確保するために中間支持ボルトを配置する。(これにより、架設時のPCL版の自重による変形を抑制する)
特許情報 -
現場適用条件 道路トンネルの覆工再生工事
採用実績 (西松建設株式会社の山岳トンネル技術開発拠点「N-フィールド」において実大実証実験を実施)
開発時期 2024年度
単独開発/共同開発 PCL協会との共同開発

新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) 西松建設  新技術一覧
 技術研究所リニューアル技術グループ 鈴木 健
住所 〒105-0001
 東京都港区虎ノ門
 2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー21階
TEL 03-3502-0247
FAX 03-3502-0236