最終更新日 2025/09/02

REJ工法(橋梁伸縮装置漏水補修工) 10014668

1125 西日本高速道路メンテナンス九州株式会社

●橋の延命化には、伸縮装置からの水の流れ込みによる鋼材の腐食や、コンクリート劣化が起因するため伸縮装置の防水対策が重要です。
REJ工法は、付着性と伸縮性に優れた止水材を遊間へ充填することで、橋梁本来の止水機能を回復させる工法です。施工は止水材の取り替えのみとなるため、本体取り替えに比べ、はつり作業による施工基面への損傷がなく、施工時間の短縮が図れます。

施工前(簡易鋼製横歯型ジョイント) 施工前(簡易鋼製横歯型ジョイント)
施工完了(簡易鋼製横歯型ジョイント) 施工完了(簡易鋼製横歯型ジョイント)
技術の概要・特徴 ●橋の延命化には、伸縮装置からの水の流れ込みによる鋼材の腐食や、コンクリート劣化が起因するため伸縮装置の防水対策が重要です。
REJ工法は、付着性と伸縮性に優れた止水材を遊間へ充填することで、橋梁本来の止水機能を回復させる工法です。施工は止水材の取り替えのみとなるため、本体取り替えに比べ、はつり作業による施工基面への損傷がなく、施工時間の短縮が図れます。
技術の仕様 ●止水性
REJ工法は伸縮装置の止水性能試験(NEXCO試験法438)に合格しています。
止水材として伸縮性・付着性に優れたシーリング材を専用充填装置にて打設することにより、被着体との付着性能を向上しジョイント部からの漏水を防ぎます。
●耐候性・耐久性
止水材の促進耐候性試験(JIS A 1415 WX-A法)キセノンアークランプによる暴露10,000時間及び、100,000回の引張圧縮繰返試験(NEXCO試験法409-2011 ※合格基準7,000回以上)を実施し、いずれの試験においても剥離・亀裂は見られず物性の著しい低下もないことが確認されています。
●素地調整
鋼材部のブラスト(一種ケレン相当)で完全に錆びを除去できることにより、止水材の付着性を向上させます。
●施工性
全取替に比べ止水材のみとなるため施工が容易で、施工完了後速やかに交通開放ができ、補修工事の大幅な時間短縮に繋がります。
特許情報 特許登録:第6441113号、第6899551号、第7194395号 特許出願中:2020-103416 NETIS登録番号:QS-190028-VE NETIS:令和7年度準推奨技術
現場適用条件 伸縮装置  簡易鋼製ジョイント
      ※止水部以外は健全であること
伸縮量   100mm以下
施工時遊間 10mm以上
採用実績 令和7年3月末現在
施工延長 7131.6m
単独開発/共同開発 共同開発
製品URL https://www.w-m-kyushu.co.jp/product/rej/

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