最終更新日
2024/09/04
鋼製支保工遠隔建込み技術「クイックテレクター® 」 10014142
H1009 大林組
本技術は、山岳トンネル掘削作業において、クイックテレクターを使用することで、作業員が切羽直下に立ち入ることなく、遠隔操作で鋼製支保工を建て込む技術です。クイックテレクターは、メインエレクター、サブエレクター、ガイダンスシステム、ワンタッチジョイントで構成されています。
メインエレクターは鋼製支保工上部を把持、サブエレクターは支保工脚部を把持し、建込み位置を調整します。
ガイダンスシステムはクイックテレクター本体に取り付けた4眼カメラで、支保工に付けたマーカーを撮影し、支保工位置を把握して計画位置に正確に誘導します。
ワンタッチジョイントは、ピンを孔に差し込むだけで支保工頂部を接続することができます。
これにより作業員と重機との接触や崩落などの切羽災害のリスクを低減し安全性が向上します。
技術の概要・特徴 |
本技術は、山岳トンネル掘削作業において、クイックテレクターを使用することで、作業員が切羽直下に立ち入ることなく、遠隔操作で鋼製支保工を建て込む技術です。クイックテレクターは、メインエレクター、サブエレクター、ガイダンスシステム、ワンタッチジョイントで構成されています。 メインエレクターは鋼製支保工上部を把持、サブエレクターは支保工脚部を把持し、建込み位置を調整します。 ガイダンスシステムはクイックテレクター本体に取り付けた4眼カメラで、支保工に付けたマーカーを撮影し、支保工位置を把握して計画位置に正確に誘導します。 ワンタッチジョイントは、ピンを孔に差し込むだけで支保工頂部を接続することができます。 これにより作業員と重機との接触や崩落などの切羽災害のリスクを低減し安全性が向上します。 |
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技術の仕様 |
●危険作業から隔離し安全性向上 ・掘削直後の切羽直下への立ち入りを抑制し、安全性が向上します。 ・重機と作業員が混在した作業がなくなるため、重機災害を防止します。 ●作業人員削減・生産性向上 ・エレクター操作のみの作業となるため、作業員が5人→2人に省人化します。 ・建込みサイクルタイム(1回の作業時間)が40%短縮され、生産性が向上します。 ●ベースとなる建機に依存しない ・エレクター機能付き吹付け機に後付け搭載が可能なので、ベースマシンから製作する必要がなく経済的です。 |
採用実績 | 磐越自動車道 宝珠山トンネル |
■新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) |
大林組
新技術一覧
土木本部生産技術本部トンネル技術部 久下 敦 |
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住所 |
〒108-8850 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 |