最終更新日 2024/09/04

プレキャスト部材使用/急速施工「コンパクトインバート® 」 10014128

H1009 大林組

『コンパクトインバート®』は、厚さ250mmの高強度プレキャスト部材を使用して既設トンネルの底部にインバートを構築します。既設覆工コンクリート脚部の覆工受けにもプレキャスト部材を使用します。現場での施工量を大幅に削減できるほか、設置後短時間で補強 効果を発揮するため、インバート支保工の設置が不要となります。
また、片側車線を供用しながらの分割施工にも容易に
対応できます。

メイン画像1(工法の概念図) メイン画像1(工法の概念図)
サブ画像1(インバート構造の比較).png サブ画像1(インバート構造の比較).png
サブ画像2(施工イメージ) サブ画像2(施工イメージ)
技術の概要・特徴 『コンパクトインバート®』は、厚さ250mmの高強度プレキャスト部材を使用して既設トンネルの底部にインバートを構築します。既設覆工コンクリート脚部の覆工受けにもプレキャスト部材を使用します。現場での施工量を大幅に削減できるほか、設置後短時間で補強 効果を発揮するため、インバート支保工の設置が不要となります。
また、片側車線を供用しながらの分割施工にも容易に
対応できます。
技術の仕様 ■施工量の低減
・標準的な構造より600mm浅い位置にインバートを構築。掘削量を約40%削減
・インバートの厚さをt=450mmからt=250mmに薄くして、プレキャスト部材(半断面)の重量を3t未満に設計。設置作業の効率が向上
■断面分割施工
・プレキャストは中央分割で設計が可能。片側車線規制での半断面分割施工にも容易に対応可能
・掘削高さが浅いため、トンネル中央に土留杭打設が不要。供用車線と重機の近接作業がなくなり、安全性が向上
■高耐久・高品質
・盤ぶくれに対して、必要な断面性能を有したインバートを設計できる。RC化により、耐荷力が向上
・間詰には高強度、速硬のセメント系材料を使用。設置後すぐに補強効果を発揮、地山変形を抑制できる。インバート支保工が不要
・各種の構造実験を実施し、構造成立性を確認済み

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