最終更新日
2024/09/05
リパッシブ工法 10013946
H1100 ピーエス・コンストラクション株式会社
近年、既設ポストテンション方式PC橋のグラウト充填不足部に、凍結防止材に起因する塩化物イオンが侵入し、構造安全性を確保する上で非常に重要なPC鋼材の著しい腐食や最悪の場合には破断が報告されています。リパッシブ工法は、従来のグラウト再注入工法では、十分な補修効果を得ることができないこれらの腐食したPC鋼材に対して、亜硝酸リチウム水溶液注入と亜硝酸リチウム添加補修材充填を行う新工法です。確実な不動態化と腐食抑制により、構造安全性の低下を防止し、既設PC橋の長寿命化を実現します。
リパッシブ工法
技術の概要・特徴 | 近年、既設ポストテンション方式PC橋のグラウト充填不足部に、凍結防止材に起因する塩化物イオンが侵入し、構造安全性を確保する上で非常に重要なPC鋼材の著しい腐食や最悪の場合には破断が報告されています。リパッシブ工法は、従来のグラウト再注入工法では、十分な補修効果を得ることができないこれらの腐食したPC鋼材に対して、亜硝酸リチウム水溶液注入と亜硝酸リチウム添加補修材充填を行う新工法です。確実な不動態化と腐食抑制により、構造安全性の低下を防止し、既設PC橋の長寿命化を実現します。 |
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技術の仕様 |
1.確かな腐食抑制 亜硝酸リチウム水溶液が、腐食したPC鋼材のCl-を含む錆層に早期に浸透し再不動態化させることで、高い腐食抑制効果が得られます。 2.モニタリング可能 シース内にモニタリングセンサを設置することにより、施工時および施工後の腐食抑制効果を、電気化学的にモニタリングできます。 3.優れた耐久性 亜硝酸リチウム添加補修材が、錆層内に浸透した亜硝酸リチウムの外部への拡散を抑制し、長期的な腐食抑制効果を発揮します。 4.維持管理費用の縮減 PC構造物の安全性低下を防止することで、従来の対策では必要とされた補強を行う必要がなく、維持管理費用が縮減されます。 5.広汎な適用性 主ケーブル、せん断鋼棒、横締めケーブル・鋼棒など、あらゆるポストテンション方式のPC鋼材に対して適用可能です。 |
特許情報 | 特許5312526号他 |
採用実績 |
実績件数 ・国交省:20件 ・地方自治体:100件 ・NEXCO:10件 ・道路会社:4件 ・鉄道:5件 合計139件(2024年3月現在) |
単独開発/共同開発 | 神戸大学共同開発 |
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会社・部署(担当) |
ピーエス・コンストラクション株式会社
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