最終更新日
2024/09/05
ダックスビームHC工法 10013941
H1100 ピーエス・コンストラクション株式会社
近年、河川改修や都市再開発事業での建築限界の制限が厳しい架橋条件に対し、低桁高橋梁の需要が増えています。PC橋では、桁高が低くなるほど主桁に生じる曲げ応力度が増加するため、これを打ち消すために大きなプレストレスを導入する必要があります。
ピーエス・コンストラクションでは、設計基準強度120N/mm2の高強度鋼繊維補強モルタルを用いた「ダックスビーム工法」を開発し、低桁高橋梁へのニーズに応えてまいりましたが、より汎用的な材料を用いることで、材料コストの低減を図った、設計基準強度100N/mm2の高強度コンクリート(ダックスコンクリート)を用いた「ダックスビームHC工法」を新たに開発しました。これは、「ダックスビーム工法」と同様に、通常のPC橋(設計基準強度50~60N/mm2)では困難であった、「桁高支間比1/25~1/40の低桁高PC橋」を実現する工法です。
技術の概要・特徴 |
近年、河川改修や都市再開発事業での建築限界の制限が厳しい架橋条件に対し、低桁高橋梁の需要が増えています。PC橋では、桁高が低くなるほど主桁に生じる曲げ応力度が増加するため、これを打ち消すために大きなプレストレスを導入する必要があります。 ピーエス・コンストラクションでは、設計基準強度120N/mm2の高強度鋼繊維補強モルタルを用いた「ダックスビーム工法」を開発し、低桁高橋梁へのニーズに応えてまいりましたが、より汎用的な材料を用いることで、材料コストの低減を図った、設計基準強度100N/mm2の高強度コンクリート(ダックスコンクリート)を用いた「ダックスビームHC工法」を新たに開発しました。これは、「ダックスビーム工法」と同様に、通常のPC橋(設計基準強度50~60N/mm2)では困難であった、「桁高支間比1/25~1/40の低桁高PC橋」を実現する工法です。 |
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技術の仕様 |
1.桁高支間比1/40の低桁高橋を実現 設計基準強度100N/mm2のダックスコンクリートを用いることで、桁高支間比1/25~1/40のPC橋を実現できます。 2.優れた耐久性能 ダックスコンクリートは、従来のコンクリートに比べて、極めて優れた耐久性能を有しており、本材料を用いたダックスビームHC橋は、100年の設計耐用年数を実現できます。 3.桁下条件から影響を 受けない施工性能 従来の低桁高橋と異なり、施工に支保工等を必要とせず、 移動式クレーン架設や架設桁架設での施工となるため、桁下条件に影響されずに施工することが可能です。 4.工事費削減 材料コストの低減により、ダックスビーム工法に比べて、10%程度の工事費削減効果が期待できます。 5.計画・設計が容易 通常のPC桁橋と同様に設計が可能です。 6.多径間構造にも対応 従来のPC連結桁と同じ構造を用いることにより、多径間構造の低桁高橋梁にも対応可能です。 |
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会社・部署(担当) |
ピーエス・コンストラクション株式会社
新技術一覧
技術本部技術部 鈴木 |
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