最終更新日 2024/09/05

UB-WALL工法 10013934

H1100 ピーエス・コンストラクション株式会社

 橋梁上部工の耐震補強工事として、落橋防止システムや水平力分担構造の設置が近年数多く実施されています。
 既存の中空床版橋では一般的にウェブ下縁に太径の鉄筋が密に配置されおり、落橋防止システムのブラケット固定用アンカー設置のためのコアが開けられない等の施工上の問題が生じています。そのため、ボイド管部分をはつり、開口部を設け、型枠を組み立てた後、中詰めコンクリートを打設している事例もありますが、時間やコストがかかります。
 これらの対策案として中空床版橋へのアンカー定着工法「UB-WALL工法(ユービーウォールコウホウ) 」を開発しました。本工法は鉄筋配置の少ないボイド範囲にアンカーを定着する工法であり、従来工法と比較して施工性に優れ、既存橋梁の損傷を低減できます。

UB-WALL工法 UB-WALL工法
施工手順 施工手順
施工性確認試験 施工性確認試験
技術の概要・特徴  橋梁上部工の耐震補強工事として、落橋防止システムや水平力分担構造の設置が近年数多く実施されています。
 既存の中空床版橋では一般的にウェブ下縁に太径の鉄筋が密に配置されおり、落橋防止システムのブラケット固定用アンカー設置のためのコアが開けられない等の施工上の問題が生じています。そのため、ボイド管部分をはつり、開口部を設け、型枠を組み立てた後、中詰めコンクリートを打設している事例もありますが、時間やコストがかかります。
 これらの対策案として中空床版橋へのアンカー定着工法「UB-WALL工法(ユービーウォールコウホウ) 」を開発しました。本工法は鉄筋配置の少ないボイド範囲にアンカーを定着する工法であり、従来工法と比較して施工性に優れ、既存橋梁の損傷を低減できます。
技術の仕様 1.優れた施工性
ボイド管の中にウレタンを用いて隔壁を形成し、モルタルを注入する工法であり、従来工法より工期が短縮でき、施工が容易です。
2.損傷の低減
桁底面にφ100のウレタン注入孔とモルタル注入孔を削孔するだけで施工でき、従来工法と比較し既設橋梁の損傷を低減できます。
3.様々なボイド管径に対応
ウレタン注入袋のサイズを変更することにより、ボイド管径φ600~φ800に適応可能です。
特許情報 特許第7496660号
単独開発/共同開発 ピーエス・コンストラクション株式会社、住友理工商事株式会社、フジモリ産業株式会社共同開発

新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) ピーエス・コンストラクション株式会社  新技術一覧
 技術本部技術部 雨宮
住所 〒105-7365
 東京都港区東新橋
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TEL 03-6385-8050
FAX 03-6316-2327