最終更新日 2024/09/24

高速道路の大規模更新事業に対応したプレキャスト壁高欄「EMC壁高欄」 10013913

H1131 日本ヒューム株式会社

 壁高欄とは、橋から人や車の落下を防止するために設けられる柵(欄干)の一種で、高速道路や線路をまたぐ橋など、特に丈夫な構造が必要とされる場合に設ける壁のような欄干のことです。
 EMC壁高欄は、従来の壁高欄と比べて取替性や耐久性を改良したプレキャスト壁高欄です。

高速道路の大規模更新に対応「プレキャスト壁高欄」 高速道路の大規模更新に対応「プレキャスト壁高欄」
製品間連結部概要図 製品間連結部概要図
床版アンカー部概要図 床版アンカー部概要図
シンプル施工「EMC壁高欄」「クイック壁高欄」
技術の概要・特徴  壁高欄とは、橋から人や車の落下を防止するために設けられる柵(欄干)の一種で、高速道路や線路をまたぐ橋など、特に丈夫な構造が必要とされる場合に設ける壁のような欄干のことです。
 EMC壁高欄は、従来の壁高欄と比べて取替性や耐久性を改良したプレキャスト壁高欄です。
技術の仕様 ○1ブロックごとの交換が可能に
 従来はPC鋼より線を用いて20~30mを一括連結していましたが、ブロック同士を曲がりボルトで個別に連結する構造としました。
 これにより、事故等で製品が損傷した際にはブロック毎での交換が可能となりました。また、ブロックの取替時の車線規制範囲が短くなり、施工の工期短縮・コスト縮減に繋がります。

○床版部のアンカーの交換が容易に
 従来のアンカーは床版コンクリートおよび充填モルタルと一体化していて交換が困難でした。本製品は、スリーブ付きアンカーボルトやナット保護キャップ等を使用する事により、床版部のアンカーの交換、ひいては製品自体の交換も容易になっております。

○連結用鋼材の耐久性向上
 従来はPC鋼より線の定着部が製品上部に設けられており、雨水の浸入による鋼材腐食の懸念がありましたが、曲りボルトの定着部を製品側面に設けることにより、雨水が浸入しにくい構造としました。また、床版との接合とブロック同士の接合に用いる鋼製部材はすべて防錆処理する仕様となっております。これにより、連結用鋼材の耐久性が向上しました。
販売開始 2017年
単価情報 お問い合わせください。
開発方法 実車衝突実験実施:
(首都高型・大型車、65km/h)
特許情報 特許6850103プレキャスト壁高欄接合構造、及びプレキャスト壁高欄接合方法
採用実績 2022年3件
2023年7件
開発時期 2016年
単独開発/共同開発 共同開発:首都高速道路(株)、(株)大林組、PGF協会
製品URL https://www.nipponhume.co.jp/product/parapet.html

新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) 日本ヒューム株式会社  新技術一覧
 関東東北支社営業部 山下 聡史
住所 〒105-0004
 東京都港区新橋
 
TEL 03-3433-4122