最終更新日 2024/09/05

BP-A支承の補強部材 10013523

K1210 首都高速道路株式会社

首都高には、レベル2地震動が導入される前の基準で設計されたBP-A支承が約18,000基設置されており、大規模地震時に支承部材の破断・脱落など、ジョイント部の段差や部材落下による第三者被害のリスクがあります。支承交換は大掛かりな施工が必要なことやコストも高いことから、既設のBP-A支承を補強し、継続利用する技術を開発しました。

【補強ステップ】
①サイドブロックを補強部材に取替え
②補強部材同士をPC鋼棒で連結
③取付ボルトを高強度ボルトに交換
④ソールプレート端部に縦リブ増設

【補強構造の荷重抵抗機構】
橋軸方向の地震力⇒補強部材と上沓ストッパーが共同で抵抗
橋軸直角方向の地震力⇒PC鋼棒連結により両側の下沓凸部が同時に抵抗

既設BP-A支承の補強構造 既設BP-A支承の補強構造
既設BP-A支承の構造(補強前) 既設BP-A支承の構造(補強前)
補強構造の荷重抵抗機構 補強構造の荷重抵抗機構
技術の概要・特徴 首都高には、レベル2地震動が導入される前の基準で設計されたBP-A支承が約18,000基設置されており、大規模地震時に支承部材の破断・脱落など、ジョイント部の段差や部材落下による第三者被害のリスクがあります。支承交換は大掛かりな施工が必要なことやコストも高いことから、既設のBP-A支承を補強し、継続利用する技術を開発しました。

【補強ステップ】
①サイドブロックを補強部材に取替え
②補強部材同士をPC鋼棒で連結
③取付ボルトを高強度ボルトに交換
④ソールプレート端部に縦リブ増設

【補強構造の荷重抵抗機構】
橋軸方向の地震力⇒補強部材と上沓ストッパーが共同で抵抗
橋軸直角方向の地震力⇒PC鋼棒連結により両側の下沓凸部が同時に抵抗
技術の仕様
単価情報 別途見積り
特許情報 特願2023-146629
開発時期 2022、2023年
単独開発/共同開発 日本鋳造株式会社と共同開発

新技術に関するお問い合わせ情報
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 技術部技術推進課 
住所 〒100-8930
 東京都千代田区霞が関
 1-4-1 日土地ビル
TEL 03-3539-9422