最終更新日
2024/09/03
JシステムEvolution 10013307
K1098 西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社
Jシステムは赤外線カメラを用いて、変状部と健全部の熱の伝わり方の違いから効率的かつ的確にコンクリートの変状部を抽出するシステムである。しかし、太陽に熱せられた地面などの熱反射も赤外線カメラが捉えてしまうため、調査は夜間に限定されていた。それを解決する手段として、偏光サングラスなどに利用されている偏光フィルタを応用することで、構造物表面の熱反射をカットして構造物本体の熱だけを捉えることができ、昼間調査が可能となった。さらに、最近では「偏光フィルタビルトインタイプ」も開発した。ビルトインタイプは偏光フィルタを自動回転させ、あらゆる角度からの熱反射を自動で除去でき、可視カメラと赤外線カメラを一体化したことで可視画像と赤外画像を同一画角で同時に取得できる。これにより解析作業の多くが自動化され、構造物点検が大幅に効率化されるとともに、様々な構造物点検に活用されることが期待される。
技術の概要・特徴 | Jシステムは赤外線カメラを用いて、変状部と健全部の熱の伝わり方の違いから効率的かつ的確にコンクリートの変状部を抽出するシステムである。しかし、太陽に熱せられた地面などの熱反射も赤外線カメラが捉えてしまうため、調査は夜間に限定されていた。それを解決する手段として、偏光サングラスなどに利用されている偏光フィルタを応用することで、構造物表面の熱反射をカットして構造物本体の熱だけを捉えることができ、昼間調査が可能となった。さらに、最近では「偏光フィルタビルトインタイプ」も開発した。ビルトインタイプは偏光フィルタを自動回転させ、あらゆる角度からの熱反射を自動で除去でき、可視カメラと赤外線カメラを一体化したことで可視画像と赤外画像を同一画角で同時に取得できる。これにより解析作業の多くが自動化され、構造物点検が大幅に効率化されるとともに、様々な構造物点検に活用されることが期待される。 |
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技術の仕様 |
・偏光フィルタタイプ 重量:約8kg 外形寸法:500㎜×310㎜×260㎜ ・偏光フィルタビルトインタイプ 重量:約5kg 外形寸法:210㎜×350㎜×200㎜(収納時) 400㎜×350㎜×230㎜(調査時) |
販売開始 | 平成22年11月 |
単価情報 | 参考価格(税込) 標準セット約2500万円 偏光レンズ約340万円 (年間使用料:396,000円) |
特許情報 | 第5070635号、第5140892号 |
登録状況 |
国土交通省 点検支援技術性能カタログ掲載 ・点検対象構造物:橋梁 ・点検支援技術の分類:非破壊検査技術 ・変状の種類:うき/剥離 ・検出率:100% |
現場適用条件 |
道路幅員条件:立入り可能箇所から対象面の撮影角度30度以上確保できること 周辺条件:撮影箇所から調査対象部位の視通が確保できること 躯体条件:調査対象部位が湿潤状態でないこと |
採用実績 | 30セット販売(令和6年3月31日時点) |
開発時期 | 平成14年~ |
単独開発/共同開発 | 単独開発 |
製品URL | https://www.w-e-shikoku.co.jp/product/product-366/ |
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会社・部署(担当) |
西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社
新技術一覧
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