最終更新日 2025/09/29

橋梁リニューアル統合システム「OBRIS®」 10012338

H1009 大林組

『OBRIS(オブリス)』は、設計段階で作成した3次元モデルをプレキャスト部材の製作、現場での施工、竣工後の維持管理に至るまで一気通貫で利用することで、データの受け渡しや作成過程での人為的ミスを排除し、システム上での連携により、業務を大幅に省力化・効率化する統合管理システムです。
4つのシステムで構成され、設計や施工に必要なデータが連携されることで、各フェーズにおける手作業の自動化による省力化や、デジタルツインを用いた施工シミュレーションの導入などを実現し、生産性の向上だけでなく不具合の未然防止や高品質の確保に寄与します。

橋梁リニューアル統合システム「OBRIS」 橋梁リニューアル統合システム「OBRIS」
クラウド上で全ての作業を事前確認 クラウド上で全ての作業を事前確認
3Dデータを用いた組立確認 3Dデータを用いた組立確認
技術の概要・特徴 『OBRIS(オブリス)』は、設計段階で作成した3次元モデルをプレキャスト部材の製作、現場での施工、竣工後の維持管理に至るまで一気通貫で利用することで、データの受け渡しや作成過程での人為的ミスを排除し、システム上での連携により、業務を大幅に省力化・効率化する統合管理システムです。
4つのシステムで構成され、設計や施工に必要なデータが連携されることで、各フェーズにおける手作業の自動化による省力化や、デジタルツインを用いた施工シミュレーションの導入などを実現し、生産性の向上だけでなく不具合の未然防止や高品質の確保に寄与します。
技術の仕様 ■3D測量で得られたデータを自動CIM化
●設計と施工の計画立案のために、UAVによる撮影で既設橋を自動で3Dデータ化します。
●プレキャスト(以下、PCa)床版やその他PCa部材の割付けを自動処理するBIM/CIMシステムにより、割付作業を従来の1/16に削減します。

■各種部材を3Dでチェック
●PCa床版には排水桝などの埋込物に加え、鉄筋とPC鋼材が密に配置されており、事前干渉チェックにより床版製作の手戻りを防止します。
●床版取替工事では床版以外にもPCa壁高欄、遮音壁などの種々の部材があり、部材間の整合性を確認して、設計不具合を防止します。

■床版の出来形を架設に反映
●製作されたPCa床版を3Dで自動計測し、出来形に基づいてクラウド上で組立て確認することで、現場遅延リスクを排除します。
●橋梁リニューアル分野におけるBIM/CIMを活用したバーチャル上での事前組立は国内では初の技術です。
特許情報 特許登録 4件
登録状況 第7636740号
第7679013号
第7720043号
第7725010号
現場適用条件 -
採用実績 中央自動車道(特定更新等)松ケ平他1橋床版取替工事(NEXCO中日本)他
単独開発/共同開発 共同開発
製品URL https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20221111_1.html

新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) 大林組  新技術一覧
 土木本部先端技術推進室 濱野 太宏
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 品川インターシティB棟
TEL 03-5769-1111