最終更新日
2025/09/30
橋梁桁端部補修技術 10011074
H1227 中日本ハイウェイ・メンテナンス北陸株式会社
橋梁の桁端部の劣化に対し、鋼橋に対してはハイブリッドAlMg溶射工法、コンクリート橋に対してはスーパーナロースペース ウォータージェットシステムによる断面修復工により、部分補修による早期対応が可能です。
ハイブリッドAlMg溶射工法は腐食の生じている鋼橋桁端部に対し、アーク溶射によって金属溶射被膜を生成するもので、優れた防食効果を発揮します。金属溶射被膜と封孔処理剤の2層で施工するため、重防食塗装に比べ短期での施工を行い、かつ長期耐久性を確保することが可能となりました。
横型ウォータージェットはつりロボットの開発により従来工法では施工が困難であった橋梁床版端部下面の狭小空間でのウォータージェットはつりが可能となりました。
縦型ウォータージェットはつりロボットは、従来施工が困難であった橋梁遊間端部の狭小空間(遊間幅20㎜以上)でのはつり作業が可能となりました。
ノズル先端から超高圧水(ウォータージェット)を噴射することにより、床版端部の劣化部を適切に除去します。健全な箇所には悪影響を与えず、計画したエリアのみを正確にはつり取ります。
動画でのご紹介はこちら(ウォータージェットシステム)
技術の概要・特徴 |
橋梁の桁端部の劣化に対し、鋼橋に対してはハイブリッドAlMg溶射工法、コンクリート橋に対してはスーパーナロースペース ウォータージェットシステムによる断面修復工により、部分補修による早期対応が可能です。 ハイブリッドAlMg溶射工法は腐食の生じている鋼橋桁端部に対し、アーク溶射によって金属溶射被膜を生成するもので、優れた防食効果を発揮します。金属溶射被膜と封孔処理剤の2層で施工するため、重防食塗装に比べ短期での施工を行い、かつ長期耐久性を確保することが可能となりました。 横型ウォータージェットはつりロボットの開発により従来工法では施工が困難であった橋梁床版端部下面の狭小空間でのウォータージェットはつりが可能となりました。 縦型ウォータージェットはつりロボットは、従来施工が困難であった橋梁遊間端部の狭小空間(遊間幅20㎜以上)でのはつり作業が可能となりました。 ノズル先端から超高圧水(ウォータージェット)を噴射することにより、床版端部の劣化部を適切に除去します。健全な箇所には悪影響を与えず、計画したエリアのみを正確にはつり取ります。 |
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技術の仕様 |
【ハイブリッドAlMg溶射工法】 ブラスト面形成電動工具による簡易素地調整を行った後、アルミニウム・マグネシウム合金をアーク溶射することで、金属溶射被膜を形成させます。金属溶射被膜が腐食環境を遮断し、犠牲防食作用で基材への腐食を防ぎます。 浸透性に優れたウレタン変性シリコンを主成分とした特殊封孔処理剤を塗布することにより、保護層の形成とともに付着力を増強することで長期耐久性を確保します。 【横型ウォータージェットはつりロボット】 100Mpa以上の超高圧水を噴出することにより、コンクリートの脆弱部を確実に除去することが可能なウォータージェットシステムをさらに発展させました。スライドノズル機構を採用したUP-JET 1000により、従来工法では施工が不可能であった床版端部等の狭小空間 [最低高さ70mm] での施工を実現します。 【縦型ウォータージェットはつりロボット】 100Mpa以上の超高圧水を噴出することにより、コンクリートの脆弱部を確実に除去することが可能なウォータージェットシステムをさらに発展させました。スライドノズル機構を採用したUP-DOWN型ロボットUDL369により、従来工法では施工が不可能であった遊間端部等の狭小空間での施工を実現します。 |
特許情報 | 特許4058506号、特許4995941号、特許5520277号、特許5615250号、特許5758965号 |
現場適用条件 |
【ハイブリッドAlMg溶射工法】 鋼橋桁端部の腐食損傷補修 【横型ウォータージェットはつりロボット】 コンクリート橋桁端部の損傷補修(床版端部等の狭小空間) 【縦型ウォータージェットはつりロボット】 コンクリート橋桁端部の損傷補修(遊間端部等の狭小空間) |
採用実績 | 中日本高速道路管内、西日本高速道路管内、東日本高速道路管内 他 |
単独開発/共同開発 | 共同開発 |
製品URL | https://c-nexco-hmh.jp/products/ |
■新技術に関するお問い合わせ情報
会社・部署(担当) |
中日本ハイウェイ・メンテナンス北陸株式会社
新技術一覧
技術開発・管理部 水戸 光康 |
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